第37話 究極!セールスしない営業とは?本物のセールスとは?
---今日はどうしてそんなに売りたがるの?出来る営業はお客さんが勝手に買う決断をするという話です。---
「どうしても顧客の反応が気になってしまいます。ついついお客さんに聞いてしまうのです。どの商品が気に入りましたか?購入するならいつくらいまでに?と。するととたんにお客さんの顔色が曇るのです。」
業務用運搬機器の新規開拓営業をされているHさんからのご相談です。
「Hさんは営業だから顧客の反応が気になるのは当然なのでは?気になるのがなぜ問題なのですか?」
「結論を急がしているような気がします。うちの商品は他社と比べても格段に性能が良いし、価格も他社並み。とても自信があるのですが、、、」
人は他人から〇〇して下さい、と指示されるとまず無意識レベルで拒否反応をします。
なぜならば他人の意図にかかわらず自身の安心・安全が侵される可能性があるからです。
その後意識的に他人の発言内容を判断し、行動の可否を決めるのです。
このプロセスは獲物を求め原野を駆け巡っていた太古の時代からDNAレベルで受け継がれてきた生物として人間が有する機能です。
ですから営業の現場で絶対にやっていけないのは
「買ってください。」
というセールストーク。
これに繋がる
「買うとしたら、、、」
「どれが気に入りましたか?」
も避けて下さい。
それで一体セールス出来るのか?という疑問の声が聞こえてきます。
十分になります。
むしろこれらの質問をしない方が効果的なセールスとなります。
では具体的にどうやって?
まず
①あなた自身が自社商品に誇りを持ち(マインドセット)、
②商品の特徴を説明する
(商品の特徴に関しては弊社コラム「社長、この商品のセールスポイントは?)五感に合わせたセールス法→第13話 コミュニケーションコンサルティング | コミュニケーションコンサルティング (com-cons.com))
③この過程で顧客に質問をさせる
というプロセスです。
①営業マンが自信を持たない商品が売れないのは自明の理
②商品の特徴は全て説明する必要はありません。
全て説明しないことで顧客に?マークをつけて、商品に関心を抱いてもらうのがミソ。あなたが顧客の質問を引き出すのです。
③顧客からもらった質問にはしっかり回答してください。
この質問→回答のキャッチボールを顧客が気に済むまで徹底的にするのです。
あなたが今までの人生でした大切な買い物、例えばマイホーム、クルマ、宝石などを購入した経験を思い出してください。
「買ってください」
「はい、分かりました。」
とはならなかったはず。
上記のような質問→回答のキャッチボールをしたのではないでしょうか?
そのうえで
「よし!これを買おう!」
と自ら決断を下したはず。
それなのになぜ仕事である営業活動になると
「買ってください」
とセールスしてしまうのか?
最高、最強の営業は
顧客による質問→回答というキャッチボールをすることです。
そしてこのキャッチボールを終えたあとに
「どうですか?」
さえ口に出さないのです。
営業現場での最強、最高の具体的なセールストークについては弊社コンサルティングにて
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