第2話 思うだけでは叶いません。思うより願いが叶う言葉使い。

選手A「明日の試合、ベストを尽くします。」

選手B「明日の試合、ベストを尽くしたいと思います。」  

よくテレビでアスリートがインタビューで語る言葉です。 あなたはこの二つの差がわかりますか?どちらの選手が好結果を出せると思いますか?

好結果を出せるのは選手Aです。なぜなら選手Aはこの発言の段階ですでに自分が全力でプレーしている姿をイメージしているからです。多くの観衆に囲まれ,「がんばれ~。」の声を聞きながら、ゾーンに入っている自分を感じているかも知れません。もう試合でやるだけのところにいる。思わなくても準備が出来ているんです。

対する選手Bは選手Aの前の段階にしかいません。ベストを尽くせるかどうか不確かだが自信を持つために「思わなければ」「思いたい」の段階にいる。思うか、思わないか、思うことが出来るか、出来ないかがテーマになってしまっている。そこにはまだ行動がともなっていないのです。 言葉は生き物です。時代時代で変化し、進化を遂げます。「ベストを尽くします。」という心理状態で「ベストを尽くしたいと思います」と表現している選手がいることも否定しません。 ただ「ベストを尽くします。」という選手はやはり準備が整っている。

どちらの選手が好結果をもたらすかはもうお分かりですね。

あなたならどちらの表現を使いますか?