第53話 ゴール達成への近道-リーダーが知っておくべき目標実現に必要不可欠なツールとは?

 

---たくさんの人は目標達成に向け頑張って行動をします。しかし、その過程で目標達成のみが意識の焦点となりがちです。果たして目標さえ達成されればそれでよいのでしょうか?あることを意識して行動すれば目標達成は自ずと着いてきます。今日は目標達成に向け行動する際に意識すべきことについてです。---

「今年は何とかなりそうです。 コロナ禍以前の水準まで売上も回復しそうです。 私を含め営業マンがよく動いているから。」

 某メガバンクの営業リーダーFさんの自信に溢れた一言です。

 「でも F さん、数字の達成が自己目的化してませんか? 数字さえ達成されればそれで良いのですか?」という私の問いかけに

「確かに、、、毎年これの繰り返しです。これではいつかメンバー共々立ち行かなくなるな、、、」

営業マンは常に数字と戦っています。あたまの中は「今年はいくら収益が上がり、年度予算、半期予算達成まであといくらか?果たして達成できるのか?」という内的会話で充満しています。

【ゴールを手繰り寄せるには?】

人間は一度ゴールが設定されるとそのゴールを達成しようと無意識のうちに行動し始めます。

ゴールがありそのゴールと現状のギャップを課題、問題として認識しそれを埋めようとします。

ゴールはあいまいなものよりは、はっきりとしたものが望ましいです。

大学に合格しよう

という漠然としたものより、

〇〇大学に合格する

という明確で具体的なものの方が良いのはあなたも何となくは分かるはず。

その際、目標とする大学キャンパスの様子、誰とどのような会話が具体的になされ、その場にいるあなたはそれを見て、聞いて、どう感じるのか。

イメージは五感情報を伴い、明確であれば明確なほどゴールの実現は近づきます。

(ご参考 弊社コラム第2話思うだけでは叶いません。思うより願いが叶う言葉使い。 | コミュニケーションコンサルティング (com-cons.com)

いつまでにという時間的ターゲットも設定すべきでしょう。

ゴールはすでに達成されたものとしてイメージ作りをした方がより効果的な場合もあります。

合格したらという条件を意識から外してイメージ作りをするほうが

「今はまだ実現されていない」や「もし失敗したら」という無意識の不安を排除できるからです。

 【ゴールをより早くより確実に手繰り寄せる方法】

上で書いたように五感イメージはより具体的かつ詳細である必要があります。

しかし、我々がゴール達成に向け活動をする際忘れがちなものがあります。

この忘れがちなものはゴール実現に絶対不可欠なものです。

それはゴール実現に向け行動している際の意図です。

どういう心持ちでそのゴール実現に向けた行動に臨むのかが意図です。

意図は思惑、心持ちや考えとされます。

ただ漠然と行動するのではなく、心の状態ともいえる思惑を(例えば:楽しもう、知識を得よう)意識しながら行動に邁進するのです。

ただ営業をするのではなく、目の前のお客さんとのつながり作りを楽しもうという気持ちで営業をする。

ただ打席でバッティングをするのではなく、ヒットを打った時の観客の歓声を全身で味わおうという気持ちでバッターボックスに立つ。

この意図があなたの行動をサポートし、ゴール実現に向けたエネルギーを供給します。

【どのようにゴールを達成するのか?】

営業マンにとって予算達成は大切なゴールです。経営者にとって会社の業績向上は大切なゴールです。アスリートにとって試合に勝つことは大切なゴールです。

ではあなたは営業しているとき、経営をしているとき、そして競技しているとき、意図をしっかりと意識していますか?どういう意図で目標実現に向け行動をしていますか?

はっきりと答えられますか?

コミュケーションコンサルティングはあなたのゴール実現をサポートします。

エグゼクティブコーチング〜自己実現を目指す経営者のためのコーチング〜| コミュニケーションコンサルティング (com-cons.com)